蜆(しじみ) 三春
子季語 | 蜆貝、大蜆、大和蜆、瀬田蜆、蜆売、蜆川 |
関連季語 | 寒蜆、土用蜆、蜆汁 |
解説 | 湖や河口の砂底に生息する二枚貝。一年を通して採れるが四月〜五月ごろがもっともおい しい。味噌汁や炊きこみご飯、佃煮などにする。 |
来歴 | 『毛吹草』(正保2年、1645年)に所出。 |
文学での言及 | |
実証的見解 | 蜆は、シジミ科 に属する二枚貝の総称である。日本各地の淡水域や汽水域に生息する。 二センチから四センチくらいの扇形で、つややかな黒褐色。琵琶湖やその下流域で採れ るセタシジミは春、宍道湖などで採れるヤマトシジミは夏が旬とされる。 |
参考文献 |
むき蜆石山の桜ちりにけり-- | 蕪村 「蕪村遺稿」 | ||
鳩の藪雀の垣やから蜆 | 一茶 「七番日記」 | ||
半椀はお茶漬にせん蜆飯 | 長谷川櫂 「初雁」 | ||