浴衣(ゆかた) 三夏
子季語 | 湯帷子、浴衣掛、浴衣地、染浴衣、藍浴衣、糊浴衣、初浴衣、古浴衣、貸浴衣 |
関連季語 | |
解説 | 夏、素肌に着る一重の着物。古くは入浴時に着た湯帷子(ゆかたびら)だった。木綿の白 地や紺地にさまざまな模様を涼しげに染め抜いたものが多い。基本的には室内着だが、こ のごろは祭、花火見物など、気軽な外出着として着る人もいる。 |
来歴 | 『世話儘』(明暦2年、1656年) |
文学での言及 | |
実証的見解 | |
参考文献 |
鬼灯の種にきはづく浴衣かな | 許六 「正風彦根躰」 | ||
おもしろう汗のしみたる浴衣かな | 一茶 「だん袋」 | ||
老が身の着かへて白き浴衣かな | 村上鬼城 「定本鬼城句集」 | ||
しろじろと古き浴衣やひとり者 | 原石鼎 「花影」 | ||
降り濺(そそ)ぐ灯影うれしき浴衣かな-- | 日野草城 「花氷」 | ||
惜しみなく妻となりたる浴衣かな | 長谷川櫂 「初雁」 | ||