老鶯(おいうぐいす、おいうぐひす) 三夏 ♪
子季語 | 老鶯(らうおう)、夏鶯、乱鶯、残鶯、晩鶯 |
関連季語 | 鶯 |
解説 | 夏の鶯をいう。老鶯は漢詩に使われた言葉で、夏になって声に張りのなくなった鶯をいう が、実際には、春よりも鳴声は達者で、夏の山河の生気と負けないほど高らかである。人 里近くで鳴く春とちがい、営巣する山や林で多く聞かれる。 |
来歴 | 『俳諧古今抄』(享保15年、1730年)に所出。 |
文学での言及 | |
実証的見解 | |
参考文献 |
鶯や竹の子藪に老いを鳴く | 芭蕉 「炭俵」 | ||
老鴬や老いては声もつくろはず-- | 蝶夢 「草根発句集」 | ||