燈籠(とうろう) 初秋
子季語 | 盆燈籠、盆提灯、高燈籠、揚燈籠、切子燈籠、切子、折掛燈籠、折掛、軒、燈籠、花燈籠 絵燈籠、墓燈籠、舟燈籠、柳燈籠、燈籠見物 |
関連季語 | 盂蘭盆会 |
解説 | 盂蘭盆会に仏を供養するために燈す燈籠。種類や形はさまざまで、竿を立てて高く掲げる 高燈籠、揚燈籠、軒に吊る切子燈籠、仏間を飾る絵燈籠、墓に置く墓燈籠などがある。 |
来歴 | 『花火草』(寛永13年、1636年)に所出。 |
文学での言及 | |
実証的見解 | |
参考文献 |
高灯籠ひるはものうき柱かな | 千那 「猿蓑」 | ||
初恋や灯籠によする顔と顔 | 太祗 「太祗句選後篇」 | ||
灯籠二つ掛けて淋しき大家かな | 正岡子規 「獺祭句帖抄」 | ||
この海の供養にともす灯籠かな | 河東碧梧桐 「碧梧桐句集」 | ||
祖母在ますごと灯籠を吊りにけり | 臼田亜浪 「定本亜浪句集」 | ||
その中に蛾のをどりをる切子かな | 長谷川櫂 「果実」 | ||
灯籠をもて灯篭を流しやり | 高田正子 「玩具」 | ||