top

一覧検索 50音検索 言葉検索

新藁(しんわら)晩秋

子季語 今年藁、藁打石
関連季語 稲刈藁塚
解説 今年刈り取った稲の茎を乾燥させた物。農家にとっては必需品である。香りが高く、それ
で正月の〆飾りや注連縄をつくる。かってはその藁を用いて草履、縄、俵などを作った。
昔の農家の大切な冬の仕事。
来歴 『俳諧初学抄』(寛永18年、1641年)に所出。
文学での言及  
実証的見解  
参考文献  

 

新わらにふはりふはりと寝楽かな 一茶 「七番日記」
新藁や此の頃出来し鼠の巣 正岡子規 「寒山落木」
新藁や永劫太き納屋の梁 芝不器男 「不器男句集」
新藁をくはへて走る子犬かな 長谷川櫂 「天球」
新藁に子どもの坐りゐしくぼみ 高田正子 「玩具」

ATTKEGVS
_ _