茎漬/くきづけ
茎漬 三冬 |
菜漬/葉漬/近江漬/茎の桶/茎の石/茎の水/茎圧す/古漬/青漬/顔見世茎 |
茎や葉のついたまま塩漬にした保存食。野沢菜、京都の壬生菜、 広島菜、九州の高菜などがある。汁物やラーメンなどと一緒に食 しても風味があってうまい。漬ける桶を茎の桶、重石を茎の石と いう。 |
君見よや我が手いるるぞ茎の桶 | 嵐雪 「玄峰集」 | ||
茎漬や妻なく住むを問ふおうな | 太祗 「太祗句選」 | ||
後妻のことごとに問ふ茎菜かな | 召波 「春泥発句集」 | ||
茎漬の氷こごりを歯切れかな | 一茶 「九番日記」 | ||
茎漬やその浅緑深緑 | 巌谷小波 「さゞら波」 | ||