干菜吊る/ほしなつる
干菜吊る 初冬 |
懸菜/吊菜/干菜/干葉 |
晩秋から初冬にかけて軒下などに蕪や大根の葉を干して保存食材 とする。その葉の部分を干菜といい、味噌汁の具などにする。ま た体を温めることから風呂に入れたりもした。 |
みのむしの掛菜を喰らふ静さよ | 白雄 「白雄句集」 | ||
程あらで掛菜にむつき干す家かな | 白雄 「白雄句集」 | ||
里侘しかけ菜が下のつり階子(はしご) | 白雄 「白雄句集」 | ||
鶯に藪の懸菜のにほひかな | 太祗 「太祗句選後編」 | ||
ひよ鳥のちよこちよこ見廻ふかけ菜かな | 一茶 「九番日記」 | ||