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鹿火屋/かびや
鹿火屋
三秋
鹿小屋/鹿火屋守
山の田畑を鹿や猪から守るため、火を焚いて獣がきらう臭いを燻
らせる。この火を鹿火といい、その番小屋が鹿火屋。ここで、番
人が一晩中、大声をあげたり、板や銅鑼などを打ち鳴らしたりし
たという。
鹿小屋の火にさしむくや庵の窓
丈草 「続有磯海」
淋しさにまた銅鑼うつや鹿火屋守
原石鼎 「花影」
『大人も読みたい こども歳時記』
長谷川櫂監修 季語と歳時記の会編著 小学館刊 1600円+税
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