落穂/おちぼ
落穂 晩秋 |
落穂拾ひ |
刈り取った後の田や畦・稲架の下に落ちている穂のこと。一粒の米も 無駄にしないという思いから、落穂拾いは大事な仕事。 |
いたゞいておち穂拾む関の前 | 芭蕉 「もとの水」 | ||
庭鳥の卵うみすてし落穂哉 | 其角 「雑談集」 | ||
落穂拾ひ日あたる方へあゆみ行く | 蕪村 「蕪村句集」 | ||
あしあとのそこら数ある落穂かな | 召波 「春泥発句集」 | ||
痩臑に落穂より行く聖かな | 几菫 「晋明集二稿」 | ||
旅人の垣根にはさむおち穂かな | 一茶 「文政版句集」 | ||