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草の実/くさのみ

草の実

三秋

草の実飛ぶ
殆どの雑草は、花の終わった秋にそれぞれの実をつける。形や大きさ
はいろいろだが、その秋草の実をまとめて草の実という。

 

草の実の袖にとりつく別れかな   潦菟 「射水川」
草の実も人にとびつく夜道かな  一茶 「九番目記」
籠り居て木の実草の実拾はばや  芭蕪 「後の旅」
草の実や空しく土と成るばかり  闌更 「半化坊発句集」     
草の実や影より淡くはしる水 石橋秀野 「桜濃く」
   

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