霙/みぞれ
霙 三冬 |
みぞる/雪雑り/雪交ぜ/氷雨 |
雪が溶けかけて雨まじりになったり、冷たい雨が次第に雪まじりにな ったりすることをいう。美しさや風情を愛でるというよりは、やや暗 い複雑な心理に重ねて詠むことが多い。 |
淋しさの底ぬけてふるみぞれかな | 丈草 「篇突」 | ||
棕櫚の葉のばさりばさりとみぞれけり | 正岡子規 「子規句集」 | ||
宝塔に檜の風のみぞれかな | 河東碧梧桐 「新俳句」 | ||
吹きまはす浦風に霰霙かな | 河東碧梧桐 「碧梧桐句集」 | ||