top

50音検索へ 一覧検索へ 言葉検索へ

山眠る/やまねむる

山眠る

三冬

眠る山
冬山を擬人化したもの。中国の山水画伯、郭煕の画論の次の言葉
「冬山惨淡として眠るがごとく」が、この季語の原点。春は「山
笑ふ」夏「山滴る」秋「山粧ふ」、季節に応じて使い分けのでき
る重宝な季語。

 

君が世や風治りて山ねむる 一茶 「寛政句帖」
果樹園の門を閉ざしぬ山眠る 前田普羅 「普羅句集」
眠る山佐渡見ゆるまで径のあり 前田普羅 「定本普羅句集」
日あたりの海ほかほかと山眠る 尾崎紅葉 「紅葉句集」


ATTKEGVS
_ _