冬瓜/とうが/とうぐわ
冬瓜 初秋 |
とうがん/かもうり/冬瓜汁 |
熱帯アジア原産のウリ科の一年草。果実は淡緑色、楕円形でとて も大きい。熟して淡緑色の外皮が白いろう質におおわれた頃に収 穫する。長い貯蔵に耐え、半年ほどももつという。煮食、葛あん かけ、汁の実などにして食べる。白い果肉は煮ると透きとおって 涼しげ。淡泊な味わいで、独特の食感がある。 |
冬瓜やたがひにかはる顔の形 | 芭蕉「西華集」 | ||
冬瓜汁空也の痩を願ひけり | 白雄 「白雄句集」 | ||
冬瓜のころげて荒るる畠かな | 村上鬼城 「定本鬼城句集」 | ||
冬瓜は石の枕のごとくあり | 長谷川櫂 「果実」 | ||
透けるともなく冬瓜の煮上がりし | 高田正子 「玩具」 | ||