top

50音検索へ 一覧検索へ 言葉検索へ

朝寝/あさね

朝寝

三春

.
春は寝心地がよく、たとえ十分な睡眠をとっていても、いつまで
もうつらうつらと温かい寝床にくるまっていたいもの。猛浩然の
「春眠暁を覚えず」を出典とする。「春眠」から派生した言葉。
春の駘蕩とした気分をあらわしている。

 

花を踏みし草履も見えて朝寝かな 蕪村 「蕪村句集」
虫売りのかごとがましき朝寝哉 蕪村 「落日庵句集」
朝寝髪撫でもつけずに茶摘笠 高田蝶衣 「青垣山」
朝寝して犬に鳴かるる幾たびも 臼田亜浪 「定本亜浪句集」
毎日の朝寝とがむる人もなし 松本たかし 「たかし句集」
なきがらや大朝寝しておはすかに 長谷川櫂 「虚空」

ATTKEGVS
_ _