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末黒の芒/すぐろのすすき
末黒の芒
初春
黒生の芒/焼野の芒/芒の芽
早春、害虫の除去や草の生長を助けるため、堤や畦の枯草を焼く。
焼いた後の黒々とした野を末黒野とよぶが、そこに先端が炭とな
って残る薄や、焼けながらも青々と萌え出した薄のことをいう。
黒と緑の対照が鮮やかで、植物の生命力を感じさせる。
暁の雨やすぐろの薄はら
蕪村 「蕪村句集」
ぬれ鶴やす黒の薄分けて行く
大江丸 「俳懺悔」
『大人も読みたい こども歳時記』
長谷川櫂監修 季語と歳時記の会編著 小学館刊 1600円+税
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