虫売/むしうり
虫売 三秋 |
虫屋 |
江戸時代から大正にかけて、虫を美しい籠に入れて売り歩く商売 があり、鈴虫、蟋蟀、松虫、轡虫、蜩などを売っていたという。 虫と言えば第一にその声を愛でる我が国ならではの商売。 |
宵過ぎや虫売り通る町はずれ | 桃隣 「古太白堂句選」 | ||
虫売りのかごとがましき朝寝かな | 蕪村 「蕪村句集」 | ||
虫売に漸く更くる博多かな | 清原枴童 「枴童句集」 | ||
虫売や軽く担うて小刻みに | 日野草城 「花氷」 | ||
虫売や宵寝のあとの雨あがり | 富田木歩 「定本木歩句集」 | ||