福藁/ふくわら
福藁 新年 |
福藁敷く/ふくさ藁 |
新年、門口や庭に敷く新しく清い藁。歳神を祭る場を清めるため といわれるが、年賀の客の足を汚さないためともされる。 |
福藁や誰取初し早苗より | 嘯山 「葎亭句集」 | ||
福藁や塵さへ今朝のうつくしき | 千代女 「千代尼句集」 | ||
福藁や十ばかりなる供奴 | 一茶 「七番日記」 | ||
ふくわらや天智の御穂の積餘り | 蓼太 「三傑」 | ||
福藁に雀の下りる日和哉 | 正岡子規 「子規全集」 | ||
福藁や暖かさうに犬眠る | 安藤橡面坊 「深山柴」 | ||