竹伐る/たけきる
竹伐る 仲秋 |
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「木六竹八塀十郎」は、木は六月、竹は八月に伐採するのがよく、土塀を塗るのは十月がい いということわざ。ことわざは旧暦を差しているので、竹を切るのは新暦では十月ころが適 当ということになる。虫が食わず、腐りにくいなどのいい点がある。また、竹は春、筍にそ の精力を奪われてみすぼらしくなるが、秋になると幹もしっかりして、中の虫も死に絶える。 |
藪中にふはりと竹の伐られけり | 永田青嵐 「永田青嵐句集」 | ||
一日や竹伐る響竹山に | 松本たかし 「松本たかし句集」 | ||
竹伐つて月の光に打たせあり | 長谷川櫂 「蓬莱」 | ||