一つ葉/ひとつば
一つ葉 三夏 |
いはぐみ/唐一葉/石蘭 |
ウラボシ科ヒトツバ属の多年草常緑シダ類。山間の岩の上や樹の かげに群生する。一般のシダ類のように葉に切れ込みがなく、長 い葉柄から細長い葉が一枚ずつ出ているためこの名がある。葉の 表面は厚く濃緑色、裏面は胞子がつくと赤褐色となる。 |
夏来てもただ一つ葉の一葉かな | 芭蕉 「真蹟懐紙」 | ||
一つ葉の囲はいでるそよぎかな | 一茶 「九番日記」 | ||
一つ葉はもののはじめの姿かな | 長谷川櫂 「初雁」 | ||