甘酒/あまざけ
甘酒 三夏 |
一夜酒/醴/醴酒/甘酒売/甘酒屋 |
白米を焚いて十分に搗きつぶし米麹とまぜて密封し一晩置くか、 粥に焚いた白米に米麹を混ぜ密封しする。両者とも温度によって 発酵の違いがあるが、一夜でできあがることから一夜酒ともいわ れ、古くは祭酒に使われた。江戸時代には暑気を散ずるとして夏 に好んで飲まれていたが、現在では主に冬に熱したものが飲まれ ることが多い。 |
百姓のしぼる油や一夜酒 | 其角 「華摘」 | ||
一夜酒隣の子迄来たりけり | 一茶 「文化句帖」 | ||
御仏に昼供へけりひと夜酒 | 蕪村 「夜半叟句集」 | ||
あま酒の地獄もちかし箱根山 | 蕪村 「落日庵句集」 | ||
甘酒屋打出の浜におろしけり-- | 松瀬青々 「妻木」 | ||