歯朶飾る/しだかざる
歯朶飾る 新年 |
裏白飾る |
正月の祝いに歯朶を、注連縄や鏡餅などに添えて飾ること。遠く 平安時代から現在まで続く正月飾りの一つ。常緑であることや葉 が二枚ずつ左右に並ぶことから、長寿や夫婦円満を祈って用いら れたと考えられる。 |
飾る歯朶や門松が枝の手向草 | 季吟 「桜川」 | ||
歯朶の葉や俵の間臼の中 | 夏栗 「新類題発句集」 | ||
棚の歯朶天の裏白と申すべう | 鶯笠 「発句題叢」 | ||
余り歯朶妹が櫛笥も飾りけり | 高田蝶衣 「青垣山」 | ||