衝突入/つといり
衝突入 初秋 |
山田のつと入/盆のつと入 |
昔、各地で行なわれていた陰暦七月十六日の風習。家々の秘蔵の 道具、嫁、娘、妻、妾にいたるまで、日ごろ覗き見したいものを その日は見ることができるというもの。伊勢山田地方では江戸時 代まで行われていたという。 |
二三軒つと入りし行く旅の人 | 蕪村 「夜半叟句集」 | ||
衝突入に端然として女かな | 佐々木北涯 「俳人北涯」 | ||
衝突入やおのれをかしき足の跡 | 長谷川零余子 「現代俳句選集」 | ||