野の宮の別/ののみやのわかれ
野の宮の別 晩秋 |
桂川の御禊/別れの御櫛/斎宮群行 |
京都嵯峨野の野の宮神社は、伊勢皇大神宮や賀茂神社に奉仕する 斎宮、斎院が精進潔斎した所。三年間の潔斎の後、参内して天皇 に別れを告げ神の女性となった。「野の宮の別、秋九月。恋にあ らず」とあるが、今は十月第三日曜、行列が出て嵐山で禊をする。 |
野の宮にわかれからびて大根かな | 巣兆 「発句題叢」 | ||
野の宮の別れ語るや小百姓 | 松瀬青々 「鳥の巣」 | ||