庭竈/にわかまど/にはかまど
庭竈 新年 |
庭囲炉裏 |
広い土間に筵を敷き、囲炉裏や竈を設えて煮炊きすること。家族、 使用人がその回りに集まり食事をしたり、客の接待をしたりする。 竈の火は、年越の夜、神社からをもらい受けた福火。近世、奈良 に残った風習。 |
庭竈民や難波の帝より | 才麿 「俳枕」 | ||
叡慮にて賑ふ民の庭かまど | 芭蕉 「庭竈集」 | ||
御覧ぜむことさら民の庭竈 | 越人 「曠野後集」 | ||
薪には富みし山家や庭かまど | 菊路 「新類題発句集」 | ||
注連なはの餅さしくべつ庭竈 | 抱一 「屠龍之技」 | ||
牛馬の鼻並べけり庭竈 | 基堂 「発句題叢」 | ||