top

50音検索へ 一覧検索へ 言葉検索へ

三日月/みかづき

三日月

仲秋

三日(みか)の月/三日(みつか)の月/月の眉/眉書月/眉月
三日月眉/新月/若月/月の剣/蛾眉/初魄
仲秋の季語。陰暦八月三日の月。眉を引いたように細く「眉月」
ともいう。夕方、西の空にうすく輝き、すぐに沈む。 

 

三日月に地はおぼろ也蕎麦の花 芭蕉 「浮世の北」
明行や二十七夜も三日の月 芭蕉 「弧松」
何事の見たてにも似ず三かの月 芭蕉 「蕉翁句集」
見しやその七日は墓の三日の月 芭蕉 「三つのかほ」
新月やいつを昔の男山 其角 「いつを昔」
三日月や影ほのかなる抜菜汁 曾良 「三日月日記」
三日月やはや手にさはる草の露 桃隣 「三日月日記」
三日月や膝へ影さす舟の中 太祇 「太祇句選」
三日月の下へさし行く小舟かな 樗堂 「萍窓集」
三日月に川一筋や新墾田 河東碧梧桐 「碧梧桐句集」
船底の閼伽に三日月光りけり 大須賀乙字 「炬火」
_ _