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鐘氷る/かねこおる/かねこほる

鐘氷る

三冬

鐘冴ゆ
万物が氷りつきそうな冬の日の大鐘の響をいう。鐘の音さえ氷り
つくようだ、という感覚的な季語である。

 

鐘氷る尾の上の寺や月孤つ 召波 「春泥句集」
今夜から夜が直るやら鐘さえる  一茶 「成美評句稿」
暁や写経の人に鐘凍る 巌谷小波 「白人集」
きぬぎぬの鐘氷りしも昔かな 島田五空 「裘」
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