「生活」季語100あまりを「行事」に移しました

ネット歳時記「きごさい」でこれまで「生活」季語に分類していた季語100あまりを「行事」季語に移しました。これで生活と行事の区分けが明確になり、今までよりいっそう使いやすくなります。ご活用ください。

【新年】白馬節会、県召除目など
【春】東をどり、鴨川をどりなど
【夏】愛鳥週間、青葉の簾など
【秋】踊、風の盆など
【冬】牡丹焚火、孟冬の旬など

「きごさい+」は1月22日、渡辺竜樹さんの「詩のなかに咲く薔薇」

古今東西の詩人が薔薇の詩を詠んできました。
渡辺竜樹さんが、古代ギリシャから日本の西脇順三郎まで薔薇の名詩を紹介、読み解きます。

会場のある港の見える丘公園もアメリカ山も冬薔薇のさかりです。

<第9回きごさい講座+句会>
日 時:2017年1月22日(日)13:30〜16:30(13:10 開場)
 13:30~14:30 講座
 14:45~16:30 句会(投句締切、当季雑詠5句)
会 場:神奈川近代文学館 中会議室(横浜市、港の見える丘公園、みなとみらい線「元町・中華街駅」下車、6番出口から徒歩10分)〒231-0862 横浜市中区山手町110 TEL045-622-6666 http://www.kanabun.or.jp/guidance/access/
演 題:詩の中に咲く薔薇
講 師:渡辺 竜樹 (わたなべたつき)
1976年愛知県生まれ。明治大学文学部文学科フランス文学専攻卒業。フランス近現代詩のみならず日本の詩歌全般に関心を持つ。2010年第5回飴山實俳句賞受賞。俳句結社「古志」同人。季語と歳時記の会会員。大岡信研究会会員。
句 会:参加は自由(選者=渡辺竜樹、長谷川櫂)
参加費:きごさい正会員1,000円、非会員2,000円

*きごさい事務局にホームページの申し込み欄、電話、ファクシミリでお申し込みください。申し込みなしの当日参加もできます。TEL&FAX 0256-64-8333

アクセス不能、ご迷惑をおかけしました

ネット歳時記「きごさい」が11月7日午後から8日の朝にかけて利用できなくなりました。利用者の方々にたいへんご迷惑をおかけしましたことをお詫びします。

原因は悪質なウイルスに感染したことであることが判明しました。現在、ネット歳時記「きごさい」はすでに正常に機能しております。ウイルス感染の恐れもありませんので安心してご利用ください。

「きごさいショップ」はシステムが安定するまでしばらく閉鎖させていただきます。再会の目途が立ちましたら、あらためてお知らせいたします。

第9回「きごさい講座+」は「詩のなかに咲く薔薇」

日時:2017年1月22日(日)13:30〜16:30(13:10開場)
会場:神奈川近代文学館、中会議室(港の見える丘公園)
みなとみらい線「元町・中華街駅」下車、6番出口から徒歩10分
http://www.kanabun.or.jp/guidance/access/
講師:渡辺竜樹(わたなべたつき) 
1976年愛知県生まれ。明治大学文学部文学科フランス文学専攻卒業。フランス近現代詩のみならず日本の詩歌全般に関心を持つ。2010年第5回飴山實俳句賞受賞。俳句結社「古志」同人。季語と歳時記の会会員。大岡信研究会会員。
句会:参加は自由、当季雑詠5句、選者=渡辺竜樹、長谷川櫂
参加費:きごさい正会員1,000円、非会員2,000円

高橋順子さん「風の名前」について語る

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10月2日、久しぶりの秋晴れの日曜日、神奈川近代文学館に於いて、きごさい講座+句会が開かれた。
 講師に詩人の高橋順子さんをお迎えし、「風の名前」をテーマにお話をいただいた。
 高橋順子さんは古志とは浅からぬ縁のある方で、30年程前に一ツ橋句会と称して長谷川櫂を主宰とする10名ほどの句会が、月一度持たれ、そこで高橋さんも大いに句作に励まれた由。古志の萌芽の時代を知る方である。

 今回のテーマの「風の名前」は、高橋さんの御著書のタイトルでもある。高橋さんには、「雨の名前」「花の名前」「月の名前」「恋の名前」などのシリーズがあり、いずれも様々な名前の由来に写真、エッセイ、自作の詩を付けられた、言わば詩的なエッセイとでも呼びたい本である。
 
 日本は四方を海に囲まれた島国である。自然の影響を強く受ける国ゆえ、古来より自然現象についての言葉が豊かで、風に関しても、時期、強弱、色合いと、きめ細やかに表現されている。その名、数にして2千以上という。それは、自然災害の多いこの国の言葉の知恵であったかもしれない。
 日本で最も古い風の名前は「あいの風」。「あいの風」は「あゆの風」ともいい、日本海から沿岸に吹く夏の涼やかな海風。魚介類を浜辺に寄せてくる風でもある。
万葉集に大伴家持の次の歌がある。

あゆの風いたく吹くらし奈呉の海人の釣する小舟漕ぎ隠る見ゆ  大伴家持

数年前の夏、福井県の東尋坊を訪れたとき、涼しく心地よい風が吹いていた。地元で「あいの風」と呼んでいると知り、これが大伴家持も吹かれた風、と思ってうれしかった、と高橋さんは微笑まれた。そして、風の古語を紐解かれ、さまざまな風の名前を披露してくださった。

句会後のフリートークでは、昨年亡くなられたお連れ合いで小説家の車谷長吉氏との思い出を話してくださった。お住まいのある千駄木にちなみ駄木(だぼく)句会と名付け、夫婦二人の句会を楽しまれた由。小説家の前は料理人をされていた車谷氏の作るお雑煮のお話も楽しく聴かせていただいた。
 句会後の高橋さんのご感想。
「みなさん、この短時間に風の名句を沢山作ってくださったことに驚きました」
高橋順子さん、素敵な風のお話をありがとうございました。(趙 栄順 記)

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<句会報告  選者=高橋順子 長谷川櫂>
◆ 高橋順子 選
特選
金斗雲と呼べば飛びくる栗きんとん  長谷川櫂
ひるがへり風の川ゆく一葉かな  葛西美津子
しつしつと秋の日降るや異人墓地  五月女政夫

入選
葉の上に書かれし経文菊供養  松田欣末子
露笑みて風ささやきて芋太る  藤野侃
とりどりの風の吹きくる秋扇  飛岡光枝
鉦叩村中の窓たたきけり  三玉一郎
ハロウィンのどの顔となる南瓜かな  片山ひろし
火の鍋や金の風吹く中華街  西川遊歩

◆ 長谷川櫂 選
特選
ひるがへり風の川ゆく一葉かな  葛西美津子
良き風に歌を合はせん宗鑑忌  岩﨑ひとみ
一兵の塗炭しのばん茱萸赤し  園田靖彦
風の名をみな知つてゐる花芒  井上じろ
新蕎麦ややませの吹きし故郷より  葛西美津子

入選
屁は風の仲間であらう秋句会  藤野侃
秋風が見える港の見える丘  趙栄順
庇まで薪つむ人秋の暮  五月女政夫
書いてすぐ忘るる漢字秋の風  片山ひろし
極楽のあまり風の中端居かな  川村玲子
恋をせぬ国おそろしや破芭蕉  西川遊歩
とりどりの風の吹きくる秋扇  飛岡光枝
凪のまに風は秋へと衣更  神谷宣行
なにはなくとも新米の塩むすび  片山ひろし
鉦叩こころの鉦を叩きをり  趙栄順
庇うつ音や椎の実櫟の実  鈴木伊豆山
くびれなき瓢も吹かれふくべ棚  飛岡光枝
風を待つ草ばかりなり秋の庭  北島正和
すぐそこの母の家へと露の中  川村玲子
埋れゐしことば掘り出す豊の秋  西川遊歩
極楽の余り風くる秋昼寝  飛岡光枝
火の鍋や金の風吹く中華街  西川遊歩
九十九里にくぢらも揚がるいなさかな  三玉一郎

◆ 選者の一句
赤とんぼおのが名を知つていさうなり  高橋順子
金斗雲と呼べば飛びくる栗きんとん   長谷川櫂

秋の「きごさい+」は高橋順子さんの「風の名前」

秋の「きごさい講座+句会」の講師は詩人の高橋順子さんです。高橋さんは『高橋順子自筆句集五十句』(沖積舎)を出されたばかり。ふるってご参加ください。

susuki日時:2016年10月2日(日)13:30〜16:30(13:10開場)
会場:神奈川近代文学館、中会議室(港の見える丘公園)〒231-0862 横浜市中区山手町110 TEL045-622-6666 みなとみらい線「元町・中華街駅」下車、6番出口から徒歩10分 http://www.kanabun.or.jp/guidance/access/

講座:13:30~14:30  
演題:風の名前
講師:高橋順子(たかはしじゅんこ)詩人。1944年千葉県生まれ。東京大学仏文卒。著書に詩集『時の雨』(読売文学賞)、『お遍路』、『あさって歯医者さんに行こう』、『海へ』(藤村記念歴程賞、三好達治賞)、短編集『海へびのぬけがら』、エッセイ集『一茶の連句』、『水のなまえ』、佐藤秀明写真による『雨の名前』、『風の名前』、『花の名前』、『月の名前』、『恋の名前』など。
講師の一言:季語に採用されている他に、日本には2000以上もの風の名前が伝わっています。私は以前写真家とともに『風の名前』という本を上梓しました。じっさいに吹かれた風は寥々たるものですが、国語辞典などに当たって調べてみると、興味深いものがありました。風についての言い伝えや、うたを味わってみたいと思います。(髙橋順子)
     
句会:14:45~16:30(参加は自由、14:45投句締切、当季雑詠5句、選者=高橋順子、長谷川櫂)

参加費:きごさい正会員1,000円、非会員2,000円
申し込み:きごさいホームページの申し込み欄から、あるいはきごさい事務局に電話、ファクシミリでお申し込みください。TEL&FAX 0256-64-8333。申し込みなしの当日参加もできます。

第5回恋の俳句大賞は岡崎陽市さん

第5回恋の俳句大賞は岡崎陽市さん虹の句に決定いたしました。大賞作品はこれまでどおりハウステンボス(長崎県)の園内にプレートにして展示します。投句総数は418句。第6回の応募締め切りは1月31日です。

【大賞】
虹たちて恋びとたちの地球かな  岡崎陽市

*選評
 地球上のいろんな場所に立つ虹と恋人たちが見えてくる。いまさまざまな問題を抱えている地球。それでも地球はこんな星なんだ、こんな星であって欲しいという願いが一句になった。希望をもちつづけることこそが希望。(長谷川櫂)
 虹がたちシャガールの恋人たちのような絵が生まれる。夢のある恋の句(趙栄順)

長谷川櫂選
【特選】
虹たちて恋びとたちの地球かな  岡崎陽市
とりあえず暑い暑いと恋はじめ  野上卓
みつ豆や君には君の好きな人  イーブン美奈子
約束がゆつくり歩くはだしかな  三玉一郎
好きだったことは後悔しない 夏  小島寿々
【入選】
この恋も初めての恋さくらんぼ  川辺酸模
見せたうて水着を買うて来たんやで  藤田貞利
なつかしや恋路の果ての日なたぼこ  瀧澤久子
出目金魚一匹連れて告白す  前田みづえ
恋秘めてキャンプファイヤー囲みけり  岡崎陽市
長すぎた春の終りを告げる鐘  光畑勝弘
蛍の帰してくれぬふたりかな  三玉一郎
落ちてみる真夏の恋の落とし穴  藤森荘吉
君となら素顔のままで鳳仙花  斉藤真知子
振られてはまた恋をして苺食う  鎌田彩海
遠花火逢いたい人は一人だけ  城内幸江
不意にくる夕立君の傘にいり   藤田ゆりか
恋の浜敵も味方もサングラス  稲垣雄二

趙栄順選
【特選】
恋心あれば鳴るはず草の笛  武田百合
*恋人のふく草笛はまるで恋を語るよう。何とかして鳴らしたい男心。
虹たちて恋びとたちの地球かな
*虹がたちシャガールの恋人たちのような絵が生まれる。夢のある恋の句。
夢の世の恋に揺るるや草の花  川辺酸模
*現世では叶わなかった恋。草の花となって揺れている。
恋の浜敵も味方もサングラス  稲垣雄二
*夏の浜辺は恋のさや当てが盛ん。サングラスがユーモラス。
うたた寝て恋の水母に刺されけり  川辺酸模
*恋の始まりはいつも唐突。うたた寝をしている場合じゃない。
【入選】
初めてのキス風花の味がした  夏井通江
恋なくば空しき浮世茄子の花  川辺酸模
虹が出て 相合傘と さようなら  比屋根ありさ
君の部屋金魚になりて息ひそめ  小島寿々
少しずつ恋が溶けてく日永かな  小島寿々
したたかに恋にやつれて冷素麺  武田百合
君に会ひ恋するために生まれけり  木下洋子
桑の実や夫は農夫の手もて抱く  夏井通江
恋失せて天下泰平昼寝かな  川辺酸模

第5回「恋の俳句大賞」締め切りました

今回は418句の応募がありました。近いうちに結果を発表いたします。大賞作品はプレートに刻んでハウステンボス(長崎県)に立てます。

恋の俳句大賞は年2回、次のとおり実施します。
【前期】1月末日締め切り、バレンタインデーまでに発表。
【後期】7月末日締め切り、旧暦の七夕までに発表。
【選者】趙栄順(チョ・ヨンスン)、長谷川 櫂
【投句】いつでも受け付けています。下の欄に必要事項を記入して投句してください。投句料は無料、何句でも応募できます。