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きごさい+「くまモンと俳句」のご案内

季語と歳時記 投稿日:2018/02/22 作成者: dvx223272018/03/06

次回、第14回きごさい+は、4月15日(日)いつもの神奈川近代文学館で開きます。講師は俳人の正木ゆう子さん。正木さんのお生まれは熊本。ふるさとのお話、俳句のお話をたっぷりうかがいます。ぜひ春爛漫の横浜にお出かけください。

演 題:くまモンと俳句             
講 師:正木ゆう子(まさきゆうこ)
プロフィール:俳人。読売新聞俳壇選者。角川俳句賞選考委員。1952年、熊本県生まれ。御茶ノ水女子大学卒業。広告会社でコピーライターとして勤務後、結婚。1986年、第一句集「水晶体」を発刊。第三句集「静かな海」で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。第五句集「羽羽」で蛇笏賞受賞。 

講師のひと言:長谷川櫂さんと私のふるさと熊本は、俳句の盛んな土地柄です。いくつかの要素を拾い上げながら、熊本のことをお話しできたらと思います。

日 時:2018年4月15日(日)13:30〜16:30(開場13:10 講座13:30~14:30 句会14:50~16:30)
会 場:神奈川近代文学館・中会議室(横浜市、港の見える丘公園) 〒231-0862 横浜市中区山手町110 TEL045-622-6666 みなとみらい線元町・中華街駅6番出口から徒歩10分 http://www.kanabun.or.jp/guidance/access/
句 会:当季雑詠5句(選者=正木ゆう子、長谷川櫂)投句締切 14:50 句会の参加は自由です。

参加費:きごさい正会員1,000円、非会員2,000円 
申し込み:きごさいホームページの申し込み欄から、あるいはきごさい事務局に電話、ファクシミリでお申し込みください。TEL&FAX0256-64-8333 申込みなしの当日参加もできます。

第13回きごさい+「食の南蛮文化」報告

季語と歳時記 投稿日:2018/02/14 作成者: dvx223272018/02/15

2月3日(土)節分の日、第13回「きごさい+」が神奈川近代文学館で開催されました。カステラという身近なお菓子から、はるか大航海時代の南蛮貿易、南蛮文化の世界へ旅をしたような充実した講座でした。講師の岡美穂子先生のレポートをご覧ください。

《講座》「桃山時代の日本食文化の転換  ヨーロッパとの邂逅から」岡美穂子(東京大学 史料編纂所 准教授)

本日のお話は長谷川櫂先生のご著書『和の思想』に記されていることと、かなり通じる部分があるお話です。日本の文化は、私たちが日常的にさほど意識していなくても、実はかなり海外との交流の蓄積から成り立っている部分があります。昔から交流のある中国や朝鮮半島といった、東アジアの近隣地域から渡ってきた文化を基幹にしているところも当然多くありますが、衣服や食物といったところに目を向けていると、16・17世紀に交流のあった南蛮の地域(いわゆるスペイン・ポルトガル)との交流の痕跡を、かなり様々な形で見ることができます。今日はとくに、大航海時代の世界と日本の交流が日本の食文化にどのような影響を与えたのか見ていきたいと思います。

ポルトガル人が日本に伝えた「南蛮菓子」というと、やはり最も身近なものに、「カステラ」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。私の本来の専門は南蛮貿易ですが、長崎に本店のあるカステラ本家福砂屋から創業390年記念の冊子を「南蛮貿易とカステラ」というテーマで作るために、委託研究のご依頼を頂いて以来、南蛮との交流を通じた日本の食文化の変化に関心を持っています。

「カステラ」という言葉は、江戸時代の初頭には、現在のスペインに相当する地域を指すものとして使われていました。『長崎夜話草』という江戸時代に長崎の観光名物を紹介する目的で作られた冊子には、長崎名物として、「かすてらぼうる」の名前で登場します。「ぼうる=ぼうろ」は、ポルトガル語で「ケーキ」という意味になります。ですから「かすてらぼうる」はポルトガル語で「スペインのケーキ」という意味になります。とはいえ、料理の名前がポルトガル語で残っているわけですから、ポルトガル人は、ポルトガルに今もあるお菓子、「パン・デ・ロ」が日本の「カステラ」の起源であると主張します。一方でスペイン人は「スペインのケーキ」だと言っているのだから、これはスペインで今も残るスポンジケーキ状の「ビスコチョ」が起源に決まっている、と主張します。

「ビスコチョ(西)」、「ビスコイト(葡)」、「ビスケット(英)、「ビスキュイ(仏)」などは元々ラテン語の「ビス(二回)」と「コクトゥス(焼く)」という語源を持ち、「ビスケット」でイメージされるような硬いクッキーのもの以外に、スポンジケーキ状のものまであります。スペインの「ビスコチョ」には、カステラに似た食感のものもあります。ビスケットは大航海時代の船上食の主食でしたので、世界各地へと運ばれたのですが、カステラのような甘いお菓子となると、そうそう簡単には手に入りません。大量の卵、それに小麦粉、砂糖を必要とするからです。日本では、卵や砂糖は貴重品でしたが、小麦粉は比較的多くあって、16世紀末には九州から東南アジアに輸出していたほどでした。ヨーロッパではお菓子作りの本場はキリスト教の修道院なのですが、やはり南蛮菓子も最初は修道院で作られていた可能性が高いと考えています。

ところで「カステラ」の起源については、ポルトガルVSスペインの論争をうまく解決出来るレシピを17世紀のポルトガルの宮廷料理書の中に見つけました。「スペインの王妃様のビスコイト」という名前のレシピで、カステラの作り方にそっくりです。ポルトガル国王の王妃は、より強大な隣国スペイン王家から嫁いでくるのが伝統でしたから、「スペインの王妃様」が具体的に誰を指すのかはわかりません。ただ、私は様々な理由からスペイン王フェリペ二世の叔母に当たるカタリーナという王妃のことではないかと考えています。その理由の一つに、彼女が生まれ育ったトルデシリャスという町の女子修道院は、今でもお菓子作りがとても有名だというのがあります。つまりスペイン王女がポルトガル宮廷に嫁いできた際に「スペインのお菓子作り」を伝え、それが日本まで伝わったと考えれば、名前に因む謎は氷解するのはないかと考えています。

日常的に目にしたり、食したりしているお菓子の歴史も、紐解けば、意外と深い歴史へと繋がっているものなのです。

《句会》
*岡美穂子選
【特選】
かすてらの底はざくざく霜柱      長谷川櫂
長崎の金の霞のかすていら       長谷川櫂
華南三彩の緑や浅き春         金澤道子
泥靴をぬぐいて春の句会かな      上田雅子
寒卵すけて命のあかあかと       飛岡光枝
はるていす焼き上がるまで春を待つ   三玉一郎
雪の乱御堂の燭火揺るぎなし      佐藤森惠
【入選】
ころがつて春立つ角立つコンペイト   飛岡光枝
血の色の地球映せる寒の月       上田雅子
年の豆金平糖も数の内         石川桃瑪
白梅やきりと半襟合わせけり      吉安とも子
恋などと呆けてみたし春の雪      上田雅子
春めくや妃のカステラは大航海     石川桃瑪
かすてらを切るや薔薇の芽みな動く   長谷川櫂
寒卵ふんだんに割り南蛮菓子      西川遊歩
ぬぎすてし小さき靴や鍋夕餉      佐藤森惠
カステラの粗目に雪の光りかな     西川遊歩
鶏卵そうめんチャオプラヤ川の遅日かな 川村玲子
存分に寒卵割り菓子焼く日       長井はるみ

*長谷川櫂 選
【特選】
節分の鬼もてなさんかすてーら     川村玲子
フォイ・トーンひと口づつの春の雪   長井はるみ
たまご泡たててかすてら花の昼     川村玲子
かすてらは王妃のお菓子春の風     川村玲子
【入選】
曳く人も曳かるる犬もダウン着て    金澤道子
春障子あいてカステラ出されけり    田中益美
初耳の菓子つぎつぎとうららけし    三玉一郎
寒卵すけて命のあかあかと       飛岡光枝
佐保姫も食べし南蛮お菓子かな     上田雅子
降りかかる雪の柊挿しにけり      葛西美津子

恋の俳句大賞(2017年後期)は山中すみえさん

季語と歳時記 投稿日:2018/02/02 作成者: dvx223272018/02/05

恋の俳句大賞(2017年後期)は山中すみえさんの次の句に決まりました。中山さんにはイニシャル入り銀製ペーパーナイフ(CHRISTOFLE)を贈呈します。

【大賞】
君とゆく君のふるさと山桜      山中すみえ

《作者のコメント》桜を心待ちにする頃になると思い浮かぶ桜がいくつかあり、その中の一つに信州の山桜があります。四月も末、山道のカーブを曲がるとダム湖のほとりに一本の山桜が見えてきます。そして、その先にはまだ雪に被われた真白の御嶽山が現れます。御嶽の麓の村にある忘れられない山桜を心に浮かべて一句にしました。

☆趙栄順選
【特選】
君とゆく君のふるさと山桜      山中すみえ
*桜咲くふるさとに行けば幼い日の君に逢える。そして二人の将来も見える。

君の目の奥の宇宙に気づく夏     橋本朝
*恋をしても人は一人。君を一個の人間として尊重する。

恋といふ重荷おろして蟇       野上卓
*一抹の寂しさと安堵と。

初弓の的ははるけき君の胸      佐々木まき
*まだ始まらない恋。初々しくも切ない思い。

毛糸編む恋知り初めし娘かな     丸亀葉七子
*思春期の娘を見るお父さん?それともお母さんかな?はらはらしながらも温かいまなざし。

【入選】
初めての恋に悴む二人かな      川辺酸模
初詣恋人がまだできません      小島寿々
初雪や恋とも知らず消えました    加藤正子
春ショール肩に君の手あるような   加藤正子
野を駆けて君を攫ひにゆく四月    光畑勝弘
星冴ゆる地球にふたり観覧車     川辺酸模
一人過ごす 恋は休みのクリスマス  加々美 登
日向ぼこようやく君と打ち解けた   横溝麻志穂
うかうかと恋に落ちたる海鼠かな   川辺酸模
恋ひとつ跳ね越えてゆく白兎     佐々木健一

☆長谷川櫂選
【特選】
珈琲をくるくる君が居ない冬     小島寿々
*軽快な恋の句。

君とゆく君のふるさと山桜      山中すみえ
*ほのぼのと心が遊んでいる。まさに恋のように。

【次点】
大きめのコートに二人入りけり    相沢はつみ
君の目の奥の宇宙に気づく夏     橋本朝

【入選】
僕から俺に変え告白する夏      中原壱朋
あなたへと五百マイルの大夕焼    矢作輝
雪だるま あなたと共に 消えていた 近藤己順
キスよりもホットココアが欲しい風邪 小島寿々
鈍感な背にビーサンを投げつける   内藤保幸

*投句数=944句

恋の俳句大賞締め切りました

季語と歳時記 投稿日:2018/02/01 作成者: dvx223272018/02/01

たくさんの応募ありがとうございました。応募総数は944句でした。
入賞発表までしばらくお待ちください。
今日から2018年前期分を募集いたします。

恋の俳句 締め切り迫る

季語と歳時記 投稿日:2018/01/25 作成者: gokoo2018/01/25

第8回恋の俳句大賞の投句は1月31日(水)に締め切ります。大賞受賞者にはイニシャル入り銀製ペーパーナイフ(CHRISTOFLE)を贈呈いたします。

あなたの「恋の句」をお待ちしています。

投句はこちらから

2月3日、きごさい+は「食の南蛮文化」

季語と歳時記 投稿日:2018/01/23 作成者: gokoo2018/01/23

次回の第13回「きごさい+」は2月3日(土)、いつもの神奈川近代文学館で開きます。講師は東京大学で南蛮文化の研究をされている岡美穂子(おか・みほこ)准教授。桃山時代、日本の食べ物がヨーロッパ文化と出会ってどう変貌をとげたか。

講 師:岡美穂子東京大学准教授
演 題:桃山時代の日本食文化の転換―ヨーロッパとの邂逅から―

講師紹介:おかみほこ 京都大学大学院修了。博士(人間環境学)。2003年より東京大学史料編纂所助手、助教を経て、現在准教授。専門は南蛮貿易、キリシタン史。著書に『商人と宣教師 南蛮貿易の世界』(東京大学出版会、2010年)、共著に『大航海時代の日本人奴隷』(中央公論新社、2017年)。第17回ロドリゲス通事賞受賞。

講師よりひと言:ポルトガル人の来航を契機に始まった日本とヨーロッパの交流は、在来の日本の 文化に大きな変革をもたらしました。よく知られる鉄砲の普及だけではなく、日本人の衣食等に、この時代の日欧交流がもたらした影響が少なからずあり、その痕跡は今日にも見られます。この講座では、現代の我々の生活における16世紀の日欧交流の名残を探究してみたいと思います。

日 時:2018年2月3日(土)13:30〜16:30(13:10 開場)
・13:30~14:30 講座
・14:50       投句締め切り
・14:50~16:30 句会、当季雑詠5句(選者=岡美穂子、長谷川櫂)句会の参加は自由です。

会 場:神奈川近代文学館 中会議室(横浜市、港の見える丘公園) 〒231-0862 横浜市中区山手町110(TEL045-622-6666 みなとみらい線「元町・中華街駅」6番出口から徒歩10分)http://www.kanabun.or.jp/guidance/access/

参加費:きごさい正会員1,000円、非会員2,000円

申し込み:きごさいホームページの申し込み欄から、あるいはきごさい事務局に電話またはファクシミリ(0256-64-8333)でお申し込みください申し込みなしの当日参加もできます。

「恋の俳句」1月31日締め切り

季語と歳時記 投稿日:2018/01/12 作成者: dvx223272018/01/25

第8回恋の俳句大賞の締め切りは1月31日です。大賞受賞者にはイニシャル入り銀製ペーパーナイフ(CHRISTOFLE)を贈呈いたします。

あなたの「恋の句」をお待ちしています。

投句はこちらから

謹賀新年 「きごさい」2018年の活動

季語と歳時記 投稿日:2018/01/02 作成者: gokoo2018/01/04

2018年の「きごさい」の活動予定は次のとおりです。

・「歳時記学」第10号発行、特集「名句のできる季語、できない季語」
・恋の俳句大賞(春)1月31日、応募締め切り、2月14日、発表
・きごさい+ 2月3日(土)岡美穂子さん(東京大学准教授)「桃山時代の日本食文化の転換―ヨーロッパとの邂逅から―」
・全国小中学校俳句大会(2017年度)3月11日(日)
・山桜植樹祭 吉野山(日程未定)
・きごさい+ 4月15日(日)ゲスト=正木ゆう子さん(俳人)
・HAIKUTED 5月5日(土、こどもの日)
・きごさい+ 7月29日(日)
・恋の俳句大賞(秋)7月31日締め切り、8月7日発表
・きごさい+ 10月28日(日)大坊勝次さん(元・大坊珈琲店主)「大坊珈琲を味わう」
・全国小中学校俳句大会作品募集(2018年度)11月30日、応募締め切り

今年も「きごさい」をよろしくどうぞ!

植物季語の解説・科学的見解の追加 その三     

季語と歳時記 投稿日:2017/12/26 作成者: dvx223272017/12/27

 インターネット「きごさい歳時記」では、植物季語が約1350語示され、文学的解説を中心に説明がなされています。本報では、その内容に植物学研究の成果を盛り込んだ科学的見解を追加すべく、その内の206季語について引き続き説明を追加させていただきました。既存の解説と共にご覧ください。(東海大学教養学部 藤吉正明)

【引用及び参考文献】
・岩槻邦男 他(一九九七)朝日百科 植物の世界 全15巻、朝日
      新聞社
・岩槻邦男(一九九九)日本の野生植物 シダ 新装改訂版、平凡
・佐竹義輔 他(一九九九)日本の野生植物 木本Ⅰ・Ⅱ 新装改
訂版、平凡社
・佐竹義輔 他(一九九九)日本の野生植物 草本Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ 新
装改訂版、平凡社
・清水建美(二〇〇一)図説 植物用語事典、八坂書房
・清水矩宏 他(二〇〇一)日本帰化植物写真図鑑、全国農村教育
協会
・鈴木基夫・横井政人(一九九八)山渓カラー名鑑 園芸植物編、
山と渓谷社
・瀬川宗吉(一九七七)原色日本海藻図鑑、保育社
・高橋勝雄(二〇〇二)山渓名前図鑑 野草の名前 春、山と渓谷
      社
・高橋勝雄(二〇〇三)山渓名前図鑑 野草の名前 夏・秋冬、山
と渓谷社
・新村 出(一九九八)広辞苑 第五版、岩波書店
・本郷次雄(一九九四)山渓フィールドブックス きのこ、山と渓
谷社
・牧野富太郎(二〇〇〇)新訂 牧野 新日本植物図鑑 北隆館
・邑田 仁(二〇一四)APG牧野植物図鑑Ⅰ 北隆館
・邑田 仁(二〇一五)APG牧野植物図鑑Ⅱ 北隆館
・八巻孝夫(二〇〇三)食材図典 生鮮食材編、小学館
・八巻孝夫(二〇〇八)食材図典Ⅲ 地域食材編、小学館
・吉村庸(一九七四)原色日本地衣植物図鑑 保育社

【三春】
石蓴(あおさ)茎立(くきたち)春林萵苣(ちしゃ)鹿尾菜(ひじき)三葉芹(みつば)
【初春】
烏芋(くろぐわい)桜島大根(さくらじまだいこん)州浜草(すはまそう/すはまさう)節分草(せつぶんそう)真菜(まな)
【仲春】
胡葱(あさつき)五加(うこぎ)黄連(おうれん)ぎしぎし)枸杞(くこ)慈姑(くわい)辛夷(こぶし)酸葉(すいば)苗代茱萸(なわしろぐみ)貝母の花(ばいものはな)双葉(ふたば)木蓮(もくれん)令法(りょうぶ)
【晩春】
青木の花(あおきのはな)苺の花(いちごのはな)苜蓿の花(うまごやしのはな)豌豆の花(えんどうのはな)扇蔓(おうぎかずら)黄心樹(おがたま)翁草(おきなぐさ)金襴(きんらん)銀蘭(ぎんらん)苔龍胆(こけりんどう)鷺苔(さぎごけ)さんざしの花)鈴懸の花(すずかけのはな)雀の鉄砲(すずめのてっぽう)田芥子(たがらし)種漬花(たねつけばな)ていれぎ)旗竿の花(はたざおのはな()花筏(はないかだ)春竜胆(はるりんどう)蛙の傘(ひきのかさ)筆竜胆(ふでりんどう)郁子の花(むべのはな)群雀(むれすずめ)
【三夏】
浅沙の花(あさざのはな)岩檜葉(いわひば)酢漿の花(かたばみのはな)岩菲(がんぴ)繍線菊(しもつけ)蓴菜(じゅんさい)酔仙翁草(すいせんのう)玉簾の花(たますだれのはな)玉葱(たまねぎ)梯梧(でいご)夏桑(なつぐわ)鼠黐の花(ねずみもちのはな)パセリ 姫芭蕉(ひめばしょう)蛭蓆(ひるむしろ)山葵の花(わさびのはな)
【初夏】
油桐の花(あぶらぎりのはな)水臘樹の花(いぼたのはな)浦島草(うらしまそう)金雀枝(えにしだ)延齢草(えんれいそう)大山蓮華(おおやまれんげ)片白草(かたしろぐさ)菊萵苣(きくぢしゃ)草苺(くさいちご)九輪草(くりんそう)牛蒡の花(ごぼうのはな)蒟蒻の花(こんにゃくのはな)朱欒の花(ざぼんのはな)沢蓋木の花(さわふたぎのはな)芍薬(しゃくやく)棕櫚の花(しゅろのはな)泰山木の花(たいさんぼくのはな)茶蘭(ちゃらん)突羽根の花(つくばねのはな)蔓梅擬の花(つるうめもどきのはな)海桐の花(とべらのはな)夏茱萸(なつぐみ)ハンカチの花 蛍蔓(ほたるかずら)万年草(まんねんぐさ)都草(みやこぐさ)夜叉柄杓(やしゃびしゃく)連理草(れんりそう)
【仲夏】
アイリス 甘野老の花(あまどころのはな)泡盛草(あわもりそう)いちいがしの花)鳶尾草(いちはつ)茴香の花(ういきょうのはな)沢瀉(おもだか)要の花(かなめのはな)銀龍草(ぎんりょうそう)呉茱萸の花(ごしゅゆのはな)杜鵑花(さつき)除虫菊(じょちゅうぎく)石竹(せきちく)石斛の花(せっこくのはな)定家葛の花(ていかかずらのはな)巴旦杏(はたんきょう)芸香(へんるうだ)檀の花(まゆみのはな)破れ傘(やぶれがさ) ラベンダー 
【晩夏】
青鬼灯(あおほおずき)いちび)岩鏡(いわかがみ)岩煙草(いわたばこ)えぞにう 鬼蓮(おにばす)蘿摩(ががいも)カラジューム 烏瓜の花(からすうりのはな)衣笠草(きぬがさそう)草合歓(くさねむ)グラジオラス)駒草(こまくさ)ささげ)さびたの花)鈴懸草(すずかけそう)竹煮草(たけにぐさ)草石蚕の花(ちょろぎのはな)葛藤(つづらふじ)夏藤(なつふじ)浜菅(はますげ)射干(ひおうぎ)風蘭(ふうらん)甜瓜(まくわうり)メロン 灸花(やいとばな)藪虱の花(やぶじらみのはな)綿菅(わたすげ)
【三秋】
牛膝(いのこずち)狗尾草(えのころぐさ)何首烏芋(かしゅういも)カンナ 数珠玉(じゅずだま)生姜(しょうが)月夜茸(つきよたけ)弁慶草(べんけいそう)零余子(むかご)
【初秋】
茜草(あかね)朝霧草(あさぎりそう)隠元豆(いんげんまめ)鬱金の花(うこんのはな)施覆花(おぐるま)弟切草(おとぎりそう)蒲の絮(がまのわた)草牡丹(くさぼたん)夏解草(げげそう)苔桃(こけもも)南五味子(さねかずら)沢桔梗(さわぎきょう)山茱萸の実(さんしゅゆのみ)雀の稗(すずめのひえ)煙草の花(たばこのはな)田村草(たむらそう)釣鐘人参(つりがねにんじん)鉄道草(てつどうぐさ)点突(てんつき)棗の実(なつめのみ)錦草(にしきそう)楸(ひさぎ)藤袴(ふじばかま)芙蓉(ふよう)ホップ 溝蕎麦(みぞそば)夜顔(よるがお)
【仲秋】
粟(あわ)狗酸漿(いぬほおずき)茴香の実(ういきょうのみ)白粉花(おしろいばな)籬豆(かきまめ)梔子の実(くちなしのみ)苦参(くらら)コスモス 甘蔗(さとうきび)三七の花(さんしちのはな)鍾馗蘭(しょうきらん)蘇枋の実(すおうのみ)田五加(たうこぎ)玉蜀黍(とうもろこし)苦瓜(にがうり)風船葛(ふうせんかずら)茯苓(ぶくりょう)舞茸(まいたけ)竜胆(りんどう)
【三冬】
晩三吉(おくさんきち)鼠黐の実(ねずみもちのみ)白菜(はくさい)冬苺(ふゆいちご)冬蕨(ふゆわらび)ブロッコリ 椪柑(ぽんかん)深山樒(みやましきみ)龍の玉(りゅうのたま)
【初冬】
枇杷の花(びわのはな)麦の芽(むぎのめ)

小中学生俳句大会に2万4000句の応募

季語と歳時記 投稿日:2017/12/06 作成者: dvx223272018/03/07

第7回きごさい全国小中学生俳句大会の応募は11月30日で締め切りました。今回は約2万4千句の応募がありました。昨年より6千句近く応募数が増えました。多くのご投句ありがとうございました。

応募原稿を整理したうえで、12月20日ころから選考作業に入ります。入賞者への伝達は2月10日以降になります。

表彰式は下記の予定です。多くの方のご参加をお待ちしております。入選者の発表、選者各氏の講評があります。表彰式は誰でも参加できますので、希望者はあらかじめ事務局にメールかファクシミリでお申し込みください。右サイド「メニュー」のお問合せからでも申し込みが可能です。

生徒の指名、付き添いの家族の人数をお知らせください。
申し込み締め切りは、2月末日です(厳守)。

日 時 2018年3月11日(日) 午後2時〜4時
会 場 神奈川近代文学館ホール 〒231−0862 横浜市中区山手町110 電話045−622−6666
主 催 NPO法人「季語と歳時記の会」、日本学校俳句研究会
協 賛 (株)小学館、(株)開明、(株)学研プラス

きごさい事務局 ファクシミリ 0256-64-8333
eメール info@kigosai.sub.jp

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今月の和菓子 桜餅


  黒い格子戸のせいか、中はここちよいほの暗さ。しっとりとひんやりと桜餅が運ばれてきた。昨夜からの雨がこの菓子をいっそう匂い立たせている。しんとしたひとりの時間。しばらくして店を出ると雨があがっていた。雲の切れ間が滴となって葉をつたう。空気がやわらかい。

富士を見て帰る東京さくらもち  葛西美津子

これまでの「今月の和菓子」

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    小学館
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    『花のテラスで』
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    2017年3月刊行


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    長谷川櫂選 きごさい
    1,000円
    2011年5月刊行


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