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季語と歳時記

きごさい歳時記

検索結果: "初空"

初空(はつぞら) 新年

季語と歳時記

【子季語】
初御空
【解説】
元日の朝の空をいう。新年の初々しい心で見あげる空は、清らかにして荘厳。元日の晴れ渡った空は瑞兆として、雨や雪も豊穣の瑞兆として、それぞれに喜ばれた。
【例句】
はつ空や畑草ふく和の中の比叡
言水「歳旦三物集」

初空や鳥をのするうしの鞍
嵐雪「杜撰集」

初空に渡して星のうすひかり
野坂「菊の道」

初空や鳥はよし野のかたへ行く
千代女「千代尼句選」

初空や月にもよらずさくらにも
太魯「蘆陰句集」

初空のはづれの村も寒いげな
一茶「七番日記」

初空を夜着の袖から見たりけり
一茶「七番日記」

初空や大悪人虚子の頭上に
高浜虚子「五百句」

初空を映す磧や細り水
原石鼎「花影」

カテゴリー: 1基本季語, b天文

正月(しょうがつ、しやうがつ) 新年

季語と歳時記

【子季語】
祝月、元月、はつつき、初春月、初空月、正陽月、春正月、王春、開春、発歳、芳春、初節、王正、月正、天正、地正
【解説】
一年の一番初めの月、つまりいちがつのこと 。お正月と「お」をつけて呼ぶのはこの月だけ。松飾を立て、鏡餅を飾り、雑煮を食べて一年の無病息災を願う。
【来歴】
『花火草』(寛永13年、1636年)に所出。
【例句】
膳立てもまだ正月の匂ひかな  
支考「誹語曾我」

正月も身は泥のうなぎかな 
嵐雪「其角歳且糠」

正月や霞にならぬうす曇
許六「五老文集」

正月や皮足袋白き鍛冶の弟子
闌更「半化坊発句集」

正月の顔に成りけり小職人
樗良「題林集」

一酔に正月暮れし思ひかな
青木月斗「昭和文学全集」

正月や皹の手洗ふねもごろに
杉田久女「杉田久女句集」

カテゴリー: 1基本季語, a時候

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