top

50音検索へ 一覧検索へ 言葉検索へ

網代/あじろ

網代

三冬

網代床/網代木/網代簀/網代守/網代杙
主に鮎の稚魚である氷魚を捕るために用いられた。読んで字の
ごとく網の代わりに柴、竹などを編んで端に簀を設け魚を捕る
漁法である。宇治川、滋賀県の田上川の網代がよく知られる。

 

しづかさを数珠もおもはす網代守-- 丈草 「猿蓑」
魚ぬすむ狐のぞくや網代守  太祇 「太祇句選後扁」
三か月と肩を並べてあじろ守 一茶 「七番日記」
鳥ないて水音暮るる網代かな 蕪村 「落日庵句集」
網代木のそろはぬかげを月夜かな 白雄 「白雄句集」
網代木は幽かに水を奏でけり 長谷川櫂 「虚空」

ATTKEGVS
_ _