恋の俳句大賞、ハウステンボスに「句碑」

恋の俳句大賞、今年前期の締め切りが迫りました。ふるってご応募ください。大賞作品はハウステンボス(長崎県)の「桜の園」にプレートを設置します。
【前期】1月末日締め切り、バレンタインデーまでに発表。
【後期】7月末日締め切り、旧暦の七夕までに発表。
【選者】趙栄順(チョ・ヨンスン)、長谷川 櫂
【投句】きごさいのホームページから。投句料は無料、何句でも応募できます。

第1回きごさい講座+句会の報告

第1回きごさい講座+句会が1月18日(日)、神奈川近代文学館ホールが開かれ、長谷川櫂の講座「恋する二月」につづいて句会が行われました。講座の内容は近刊の「歳時記学」第7号に掲載してあります。

初めての試みでしたが、お集りいただいたみなさま、いかがでしたか。ご感想、ご意見があれば、きごさい事務局へお知らせださい。会の運営にご協力いただいたスタッフのみなさま、ありがとうございました。第2回以降もよろしくお願いします。

句会の入選句(選者=長谷川櫂)、次のとおりです。

【特選】
玄関の小さな靴も年賀客      若土裕子
羽衣のやうなる紙を漉きあげん   金澤道子
囲まれて柚子恐しき柚子湯かな   趙栄順

寒紅や女がほれる女形       岩﨑ひとみ
眩しさや引くほどに凧翻る     飯塚よし枝
人日や人を訪ねず客も来ず     山田洋

乾鮭や野太き魂をなほ蔵す     神谷宣行
富士山は水の塊り春きざす     西川遊歩
太箸のいよいよ太し老二人     藤英樹

人類のあげて愚かに流行風邪    上村幸三
樏のこころもとなき一歩かな    こんどう静江

【入選】
影ほどのあはきをつまみ切山椒   葛西美津子
家計簿の書き初めなりお年玉    山中澄江
鎌倉の寺のうちなる大根畑     南川閏

寒の水一番奥の歯に沁みる     山本雅子
嘴寄せて恋の白鳥ハートなす    伊藤涼子
南天の瘤も削りて祝箸       北島正和

風折れて雪折れてなほ水仙花    本谷厚子
着ぶくれてくみし易しと見くびられ 西川遊歩
少女には非ねどこころ春を待ち   藤野侃

金屏にこごみたらの芽描かばや   川村玲子
手を浸し我在るを知る寒の水    牧原祐三
煮こごりの瞬時に溶ける口の中   山本雅子

鮟鱇の困りきつたる顔ならん    趙栄順
初泣の顔をのぞけばもつと泣く   葛西美津子
愛されてゐるとも知らず海鼠かな  上村幸三

蠟梅の枯葉残らず落しやる     広瀬佑子

【選者の一句】
初空や日本中に敵幾人       長谷川櫂

恋の俳句大賞、締め切り迫る

恋の俳句大賞、今年前期の締め切りが迫りました。ふるってご応募ください。大賞作品はハウステンボス(長崎県)の「桜の園」にプレートを設置します。
【前期】1月末日締め切り、バレンタインデーまでに発表。
【後期】7月末日締め切り、旧暦の七夕までに発表。
【選者】趙栄順(チョ・ヨンスン)、長谷川 櫂
【投句】きごさいのホームページから。投句料は無料、何句でも応募できます。

2015年「きごさい講座+句会」がはじまります!

きごさい(季語と歳時記の会)では新年から「きごさい講座+句会」を年4回、神奈川近代文学館などで開催します。毎回、俳句や季語にかかわるテーマについての講座(1時間)のあと、句会を開きます。

第1回は1月18日、講座+句会の講師は、季語と歳時記の会代表、俳人の長谷川櫂氏です。参加のお申込みは不要です。当日会場へおこしください。みなさま、奮ってご参加ください。

◆第1回きごさい講座+句会
日 時:1月18日(日)13:00~16:30
13:00 受付開始
13:30 投句締切(当季雑詠5句)
13:30~14:30 講座
14:40~16:30 句会
会 場:神奈川近代文学館 ホール(横浜市、港の見える丘公園)
〒231-0862 横浜市中区山手町110 TEL045-622-6666
みなとみらい線「元町・中華街駅」下車、6番出口から徒歩10分。https://www.kanabun.or.jp/0g20.html
講 座:恋する二月(講師=長谷川櫂)
句 会:当季雑詠5句(選者=長谷川櫂)
参加費:きごさい正会員1000円、非会員2000円

◆第2回きごさい講座+句会
日 時:4月5日(日)13:00〜16:30
会 場:ハウステンボス
講 座:シーボルトと桜(講師=西川遊歩、大岡信研究会会長)
句 会:当季雑詠5句(選者=西川遊歩、長谷川櫂)
参加費:きごさい正会員1000円、非会員2000円
付 記:当日午前中、山桜の植樹会があります。こちらもご参加ください。

◆第3回きごさい講座+句会
日 時:7月4日(土)13:00〜16:30
会 場:神奈川近代文学館 ホール(横浜市、港の見える丘公園)
〒231-0862 横浜市中区山手町110 TEL045-622-6666
みなとみらい線「元町・中華街駅」下車、6番出口から徒歩10分。https://www.kanabun.or.jp/0g20.html
講 座:家族で楽しむ俳句 ー こどもに俳句をどう教えるかー(講師=小山正見、日本学校俳句研究会代表)
句 会:当季雑詠5句(選者=小山正見、長谷川櫂)
参加費:きごさい正会員1000円、非会員2000円

◆第4回きごさい講座+句会
日 時:10月12日(月・祭日)13:00〜16:30
会 場:神奈川近代文学館ホール(横浜市、港の見える丘公園)
〒231-0862 横浜市中区山手町110 TEL045-622-6666
みなとみらい線「元町・中華街駅」下車、6番出口から徒歩10分。https://www.kanabun.or.jp/0g20.html
講 座:秋の草花(講師=藤吉正明、東海大学准教授)
句 会:当季雑詠5句(選者=長谷川櫂)
参加費:きごさい正会員1000円、非会員2000円

お問い合わせは、きごさい事務局へ。

第13回学校俳句交流会レポート~長谷川櫂先生を迎えて~

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12月6日(土)。第13回を迎える学校俳句交流会の会場となった江東区立八名川小学校の図書室は熱気に包まれていた。

50人を超える参加者に椅子やテーブルが足りなくなり、急きょ、隣の教室からスタッフが椅子を運び入れるほどだった。

日本学校俳句研究会代表、小山正見の挨拶の後、早速、実践報告が始まった。今回の実践報告は、葛飾区立木根川小学校の教諭、木原小百合先生が務めた。木原小百合先生は、教員3年目のフレッシュな先生でありながら、教室や学校で俳句指導を実践されている。実践報告では、木原学級の子ども達が1年間の季節の移り変わりの中で詠んだ、折々の俳句が写真とともに紹介された。それはさながら、子ども達の成長アルバムのようであった。

そして、いよいよ長谷川櫂先生の講演である。櫂先生は、まず冒頭で「人生を山のような放物線上に考えるのは、経済効率的人生観である」と危惧された上で、それぞれの年代・世代に華があり、それぞれの年代を充実して生きるという考え方が大切であり、それが「生涯教育」であると力説された。会場の多くは学校関係者である。櫂先生の人生観に、教育に携わる者として大きく頷く姿があちこちに見られ、まさに目から鱗が落ちるお話であった。

その後、芭蕉の「古池」の句のお話から、先日NHKで放映された「ようこそ先輩」の様子などを紹介されながら、俳句で大切なのは「耳を澄ませる」ことであると話された。「耳を澄ます」ことは、「情報源を限定すること」であり、「想像を活性化すること」である。だから、吟行後に「もう一度俳句を見直し、心の世界と向き合うこと」が大切であると結ばれた。

学校現場で子ども達が俳句を作ると、同じような句が並ぶことがある。私たちはそんな日常を目の当たりにしているだけに、櫂先生のお話は、「まさに、納得」の一言であった。00b

想像力がオリジナリティーを作る。俳句に「心の世界」をどう取り入れるか。今後の学校俳句の現場での課題にしたいと強く感じた。

櫂先生のお話の後に、参加者全員で「音」を聞いて、その音からその場で俳句を作り、句会を行った。櫂先生にも句評をいただき、大いに盛り上がった。「音」は実は「黒板にチョークで何か書いている音」であったが、音から想像力を広げて詠んだ参加者最年少、現役女子高生の星野沙奈さんの

冬来る板書の音で覚めた夢

が見事、互選の第一位を獲得した。

日本学校俳句研究会幹事長 山本新

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小学一年生に、五七五を教えた木原小百合先生の報告

長谷川櫂季語歳代表の講演に先立って、葛飾区立木根川小学校の木原小百合先生の俳句授業=「はじめての俳句指導―子どもたちと喜びを分かちあってー」の報告がありました。教師2年目(昨年時)の若い先生が、ひらがなを覚えたばかりの22人の一年生の二学期から、一緒になって俳句授業を盛り上げ、進化させていくプロセスを語られ素晴らしかったです。
9月―3月の7ヶ月間。最初の9月は、あさがおが、○○○○○○○ ○○○○○ の中七、下五にことばを入れることからスタート、10月はかぶとむし、5・7・5・・・毎月テーマを変えて実施、よく見て、感じてその様子を書くことを指導する。俳句とは言わず5・7・5と言う。1月にはじめて季語について話し、句会をしたそうです。句会は友達の句のよいところを見つけること。楽しみながら、子供たちを誉めて乗せながら、5・7・5をつくる教室の現場ならではエピソードには、俳句授業の多くのノウハウが含まれていました。学年最後の3月のしんきゅう俳句には、一年生の元気と進歩が見えて笑みがこぼれてしまいました。

えんぴつをいっぱいけずってしんきゅうす K・Kさん
てつぼうのぶらぶらできてしんきゅうす A・Mさん
あやとりができてうれしいしんきゅうす M・Zさん
先生にほめてもらってしんきゅうす M・Zさん

がんばれ、木原先生!(西川遊歩記)