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綿虫/
わたむし
綿虫
初冬
大綿/雪蛍/雪婆/白粉婆/雪虫
晩秋から初冬にかけて、空中を青白く光りながら浮遊する。物に
当たると付着する。初雪の頃出現することから、雪虫とよぶ地方
もある。明治以降注目されて、詠まれるようになった。
大綿の澄みゐる暮のゆとりかな
鈴木花蓑 「鈴木花蓑句集」
雪虫のゆらゆら肩を越えにけり
臼田亞浪 「旅人」
大綿のさもやはらかに当りくる
長谷川櫂 「虚空」
『大人も読みたい こども歳時記』
長谷川櫂監修 季語と歳時記の会編著 小学館刊 1600円+税
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