蕪/かぶ
蕪 三冬 |
かぶら/据り蕪/聖護院蕪/日野菜/小蕪/赤蕪/緋蕪/黄色蕪 大蕪/蕪洗ふ |
アブラナ科の一、二年草の冬菜。かぶらともいう。形は偏円形、 円形、長形のものがあり、色は白色、青みのもの、赤や緋色の ものがある。漬物や煮物、汁物にする。また、茎や葉も食べる。 京都の聖護院蕪は千枚漬で有名。 |
天王寺蕪も民を助くるなり | 重頼 「名取川」 | ||
誰かしる今朝雑炊の蕪の味 | 惟然 「喪の名残」 | ||
おく霜の一味付けし蕪かな | 一茶 「八番日記」 | ||
墨をもてさらりと蕪画かれけり | 長谷川櫂 「蓬莱」 | ||
聖護院蕪おほきな値札かな | 高田正子 「花実」 | ||