芋/いも
芋 三秋 |
芋畑/親芋/子芋/衣被ぎ/芋茎/芋の秋/芋秋/土垂/豊後芋/団子芋/白芋 吉野芋/しがみ芋/太芋/赤芽芋/蘞芋/蓮芋/ずいき芋/芋がら/里芋田楽 |
俳句の場合芋と言えば里芋をさす。秋、地下の芋を堀り収穫する。葉は 大きなハート型。茎はずいきといって酢の物にして食べる。お月見の供 えものとしても欠かせない。日本人の生活に古くから密着した食物であ る。 |
芋洗ふ女西行ならば歌よまむ | 芭蕉 「甲子吟行」 | ||
いものはや月待つさとの焼ばたけ | 芭蕉 「鹿島紀行」 | ||
手向けり芋ははちすに似たるとて | 芭蕉 「続深川集」 | ||
月に名を包みかねてやいもの神 | 芭蕉 「ひるねの種」 | ||
石女の蛸追ひうつや芋ばたけ | 蕪村 「夜半叟句集」 | ||
浦風に蟹も来にけり芋畠 | 太祇 「太祇句集後篇」 | ||
猶つきに知るや美濃路の芋の味 | 惟然 「泊船集」 | ||
芋洗ふ女に月は落ちにけり | 言水 「東日記」 | ||
芋の露野守の鏡何ならむ | 太祇 「太祇句集後篇」 | ||