羽子/はね
羽子 新年 |
胡鬼の子/羽ごの子/羽子つき/羽子つく/つくばね/飾羽子 羽子日和/串羽子 |
むくろじの実に竹ひごをさしその先に雉や鴨の羽根をつけたもの。 室町時代の「こぎ(胡鬼)の子勝負」が羽根突きの起源といわれ、 「こぎ(胡鬼)の子」が現在の羽子にあたる。羽子の飛ぶ姿が病 気を運ぶ蚊を食べるとんぼに似ていることから子供が蚊に刺され ないお守りともされた。 |
羽ごの子や落くる空に筑波山 | 蓼太 「蓼太句集三編」 | ||
つく羽の下りる際なり三日の月 | 一茶 「七番日記」 | ||
その中に羽子つく吾子の声すめり | 杉田久女 「杉田久女句」 | ||
前髪に二つはさむや羽根大事 | 村上鬼城 「鬼城句集」 | ||
産土神や羽子日和なる山の端に | 松本たかし 「野守」 | ||