形代/かたしろ
形代 晩夏 |
人形/祓草/祓物/撫物/形代流す/麻の葉流す |
紙や板などを切り取って人の形に似せたもの。それに触れたり息 を吹きかけたりして、災厄を乗り移らせる。祓や祈祷が終ったあ と、川や海に流す。流し雛や祭の時の神霊の代わりにする人形も 言う。 |
形代やつくれる罪も夏痩せも | 嘯山 「葎亭句集」 | ||
形代にさらばさらばをする子かな | 一茶 「文政八年句帖」 | ||
麻の葉に借銭書て流しけり | 一茶 「七番日記」 | ||
流すめり風ふきたまる麻の葉を | 松瀬青々 「妻木」 | ||