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狐火/きつねび
狐火
三冬
狐の提灯
冬の暗夜、山野に見える怪しい火。鬼火、燐火などの類である。
狐が口から吐いているという俗説に基づく。
狐火や髑髏に雨のたまる夜に
蕪村 「蕪村句集」
狐火の燃えつくばかり枯尾花
蕪村 「蕪村句集」
狐火や風雨の芒はしりゐる
杉田久女 「杉田久女句集」
狐火の減る火ばかりとなりにけり
松本たかし 「松本たかし句集」
『大人も読みたい こども歳時記』
長谷川櫂監修 季語と歳時記の会編著 小学館刊 1600円+税
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