梟/ふくろう/ふくろふ
梟 三冬 |
ふくろ/母食鳥/しまふくろう/しろふくろう |
フクロウ科の猛禽。夜間活動し、野鼠や昆虫などを捕食する。ミ ミズクとは同じ仲間で、頭部に突き出た耳のようなものがあるも のをミミズクといい、ないものをフクロウと呼んでいる。 |
梟よ松なき市の夕あらし | 其角 「五元集」 | ||
梟の来ぬ夜も長し猿の声 | 北枝 「小弓俳諧集」 | ||
梟や笹の葉光る隣りの火 | 蝶夢 「草根発句集」 | ||
梟のむくむく氷る支度かな | 一茶 「七番日記」 | ||
梟をなぶるや寺の昼狐 | 正岡子規 「新俳句」 | ||
梟の眼に冬の日午なり | 正岡子規 「子規句集」 | ||
梟淋し人の如くに瞑る時 | 原石鼎 「花影」 | ||
梟や干葉で足蒸す夜頃なり | 富田木歩 「定本木歩句集」 | ||
梟やたけき皇后の夜半の御所 | 竹下しづの女 「同人句集」 | ||
梟が来ては古戸に目をつける | 広江八重桜 「筑摩文学全集」 | ||