風炉の名残/ふろのなごり
風炉の名残 晩秋 |
風炉名残/名残の茶/名残月 |
茶道では陰暦十月の亥の日に炉を開き、風炉を片付ける。風炉は 持ち運びできる炉で五月から十月にかけて使われるもの。その風 炉を惜しむ思いから、お茶会が催される。このお茶会を「風炉の 名残」という。逝く秋への思いから、侘びの色を出すお茶会となる。 |
沸く音の時雨を風炉の名残りかな | 鳳朗 「鳳朗発句集」 | ||
菊生けてめでたき風炉の名残りかな | 蓑虫 「新類題発句集」 | ||