鰶/このしろ
鰶 初秋 |
小鰭(こはだ)/つなし/しんこ/さつぱ |
ニシン科の魚。体長は二十五センチほど。本州中部以南の沿岸に 分布。腹部は銀白色、背面は暗青色で肩部に大きな黒斑がある。 背鰭の後部が糸状に伸びているのが特徴的。河口域に侵入し産卵。 二〜三日で孵化し、満一年で成熟する。三年程度生きる。幼魚は ジャコやシンコと呼ばれる。特に東京では十センチ程度の若魚を 「コハダ」と呼び、寿司のネタにする。古来、武士は「コノシロ」 が「此の城」に通じることから、食すことを避ける風習があった。 |