top

50音検索へ 一覧検索へ 言葉検索へ

草の花/くさのはな

草の花

三秋

草花/草の初花/千草の花/野の花/百草の花
秋に咲く草々の花のこと。よくぞ咲いている、という思いがある。
そこから、しみじみ、可憐、地味、はかないという思いが湧くが、
逆にしぶとい、という印象もなくはない。

 

草いろいろおのおの花の手柄かな  芭蕉 「笈日記」
薬欄にいづれの花をくさ枕  芭蕉 「曽良書留」
はなの秋草に喰ひあく野馬かな  嵐雪 「玄峰集」
名はしらず草毎に花あはれなり  杉風 「雪七草」
うり行くや一たばねづつ草の花 蝶夢 「草根発句集」
門ありて国分寺はなし草の花 梅室 「梅室家集」
穂に出でて靡くも哀れ草の花 杉田久女 「杉田久女句集」
赤ん坊の肌着を干せり草の花 長谷川櫂 「蓬莱」

ATTKEGVS
_ _