top

50音検索へ 一覧検索へ 言葉検索へ

梶の葉/かじのは/かぢのは

梶の葉

初秋

梶の七葉/梶葉の歌/梶葉売
七夕の夜、七枚の梶の葉に歌を書いて織女星にたむける風習。七
枚の葉に歌を書くのは七夕の七にちなむ。歌には天の川を渡る舟
が読まれることが多く、楫(かじ)がよく歌われるため、梶の葉
を使うと思われる。梶の木はクワ科の落葉高木で、葉は卵形で文
字が書きやすい。木の皮は和紙の原料ともなる。

 

梶の葉を朗詠集の栞かな 蕪村 「蕪村句集」
梶の葉の歌をしやぶりて這ふ子かな--- 一茶 「七番日記」
しほらしや梶を売る子のつなぎ銭 嘯山 「葎亭句集」
梶の葉に配り余るや女文字 几董 「井華集」
梶の葉の願ひはかなき女かな 長谷川零余子 「雑草」
梶の葉に古人のごとく歌書かん 長谷川櫂 「初雁」

ATTKEGVS
_ _