鳥曇(とりぐもり) 晩春
【子季語】
鳥雲/鳥風
【解説】
秋、日本に渡ってきた雁や鴨などが、北の繁殖地に帰っていく頃の曇り空。その頃の雲は鳥雲。また、鳥のはばたきが風のように聞こえるので、その頃の風を鳥風という。鳥の群が瞬く間に消えていったあとには、曇り空だけが残る。
【例句】
桜ちる空や越後の鳥曇り
許六「鯰橋」
ゆく春に佐渡や越後の鳥曇り
許六「韻塞」
【子季語】
鳥雲/鳥風
【解説】
秋、日本に渡ってきた雁や鴨などが、北の繁殖地に帰っていく頃の曇り空。その頃の雲は鳥雲。また、鳥のはばたきが風のように聞こえるので、その頃の風を鳥風という。鳥の群が瞬く間に消えていったあとには、曇り空だけが残る。
【例句】
桜ちる空や越後の鳥曇り
許六「鯰橋」
ゆく春に佐渡や越後の鳥曇り
許六「韻塞」