紅蜀葵(こうしょっき)晩夏 季語と歳時記 【子季語】 もみぢあふひ 【解説】 北アメリカ東部、ジョージア、フロリダなどに野生する多年草で、 二メートル以上になる。葉が掌状に深く裂け、花は直径十五セン チくらいの赤色五弁。一日花である。秋には茎が枯れてしまうが、 翌年、またその根から二メートルくらいの茎を伸ばして花を咲かせる。 【例句】 紅蜀葵眞向き横向きはなやかに 鈴木花蓑「ホトトギス雑詠選集」 紅蜀葵常住はだかなる昼を 臼田亜浪「石楠」