枯柳(かれやなぎ)三冬 季語と歳時記 kareyanagi【子季語】 枯れたつ柳、冬の柳、冬柳、柳枯る 【解説】 葉の落ち尽くした冬の柳。春三月の芽吹く頃の柳を「芽柳」、四月に飛ぶ綿のような種子を「柳絮」といい、秋十月に葉が黄ばみ散る頃の柳を「柳散る」といい、ほぼ四季を通じて季題になっている。 【例句】 川越して赤き足ゆく枯柳 鬼貫「鬼貫句選」 よの木にもまきれぬ冬の柳哉 越人「阿羅野」 何ひとつ障るものなし冬柳 涼莵「簗普請」