雑炊(ぞうすい、ざふすい)三冬 季語と歳時記 【子季語】 おじや、餅雑炊、鶏雑炊、牡蠣雑炊、鱈雑炊、薯雑炊、韮雑炊、卵雑炊、味噌雑炊 【解説】 鍋物の汁、味噌汁、吸い物の汁など残った汁にご飯を入れて煮たもの。野菜や魚介類などを加える場合もある。最近は、残り汁ではなくそれ用に初めからご飯を合わせた端正な雑炊もある。寒いときには体を芯から温めてくれる。 【例句】 へばりつく冬草の戸や菜雑炊 路通「草獅子集」 鴨を得て鴨雑炊の今宵かな 松本たかし「鷹」 雑炊や庇あらはに湖の風 石橋秀野「桜濃く」 雑炊や葱さくさくと降りつもれ 長谷川櫂「初雁」