クロッカス 初春 季語と歳時記 【子季語】 春咲サフラン 【解説】 アヤメ科の多年草。原産は地中海地方で、日本へは江戸時代に渡 来した。春先の花壇によく見られ、また水栽培にも向く。花色は 白、紫、黄色等で甘い芳香をもつ。 【科学的見解】 クロッカスは、アヤメ科の外来多年生植物である。小振りのかわいらしい花を咲かせるため、庭先や公園の花壇等で植栽されて楽しまれている。名前は、サフラン属(Crocus)の呼び名が使われ、この名が広く浸透しているが、和名としてハナサフランやムラサキサフラン等の名も知られている。(藤吉正明記)