雪沓(ゆきぐつ)三冬 季語と歳時記 【子季語】 藁沓、深沓、爪籠 【解説】 雪上または雪中を歩く時に履く藁製の沓。北陸などの豪雪地帯で 用いられていたが、ゴム製の長靴の出現で過去のものになった。 【例句】 雪沓を履かんとすれば鼠行く 蕪村「落日庵句集」 鮎焼きの炉辺の雪沓うつくしき 前田普羅「飛騨紬」 雪沓も脱がで炉辺の話かな 正岡子規「子規全集」