夏の雲(なつのくも)三夏 季語と歳時記 【子季語】 夏雲 【解説】 夏空の雲。代表的なものとして積雲と積乱雲がある。青空に大きく湧く純白の雲は、圧倒的な生命力を感じさせる。 【例句】 山寺や軒の下行く五月雲 闌更「半化坊発句集」 漸有つて又登りけり五月雲 闌更「半化坊発句集」 夏の雲朝からだるう見えにけり 一茶「題葉集」 幼どきかへりしごとし夏の雲 原石鼎「原石鼎全句集」 あとしざりつゝすゝみ居り夏の雲 原石鼎「原石鼎全句集」 昼も夜も真空に白し夏の雲 原石鼎「原石鼎全句集」