【子季語】
万懸け、懸の魚、十二節
【解説】
正月の飾り物。九州、四国地方にみられる。横に吊った長い木に鰤、いりこ、雁、鴨、大根、人参、牛蒡,昆布等をかけ連ねたもの。三が日に使う食材をにぎやかに並べて新年を祝った。
【例句】幸木てふ名の目出度さよ雁一羽
松頼青々「倦鳥」
いざ祝へ鶴をかけたる幸木かな
松瀬青々「松苗」
【子季語】
万懸け、懸の魚、十二節
【解説】
正月の飾り物。九州、四国地方にみられる。横に吊った長い木に鰤、いりこ、雁、鴨、大根、人参、牛蒡,昆布等をかけ連ねたもの。三が日に使う食材をにぎやかに並べて新年を祝った。
【例句】幸木てふ名の目出度さよ雁一羽
松頼青々「倦鳥」
いざ祝へ鶴をかけたる幸木かな
松瀬青々「松苗」
【子季語】
猪日
【解説】
正月三日のこと。三が日の終わりの日である。
【例句】一人去って三日の夕浪しづかなり
大江丸「俳懺悔」
【子季語】
福鍋
【解説】
若水を沸かすこと。また、神仏に供えた餅を雑煮や粥にしたものも福沸という
【例句】
黒小袖焚きほこりして福湧し
成美「発句題叢」
【子季語】
臼飾る
【解説】
正月、臼に注連縄を張りその上に鏡餅を供えて新春を祝った。
【例句】蟲くひの古きをほぐや飾臼
高田蝶衣「青垣山」
【子季語】
初稽古
【解説】
新年初めての武術、音曲、生花、茶の湯などの稽古を始めること。
新年
【子季語】
初松風
【解説】
新年になってはじめての松籟。松の梢に吹く風は正月のめでたさを一段と深めてくれる。
【解説】
元日の朝日を拝むこと。新しい一年を、家族そろってつつがなく暮らせるようにという願いがこめられている。
【子季語】
若菜売
【解説】
七草粥に用いる薺を売る人をいう。
【例句】
蒟蒻にけふは売りかつ薺かな
芭蕉「泊船集書入」
薺売り鮒の釣場ををしへけり
白雄「白雄句集」
下京やさざめき通る薺売り
蝶夢「草根発句集」
【子季語】
猿曳、猿引、猿舞師、狙公、狙翁、舞猿、大夫猿
【解説】
新年、猿を背負って家々を訪いながら、太鼓を打ちつつ猿を廻して厄払いをした。猿は厩の安全のまじないとされ、厩の戸口に猿が牛馬を曳いて歩く絵を張る風習もあった。
【例句】年々や猿に着せたる猿の面
芭蕉「薦獅子集」
猿引の村へ来たるよ呼子鳥
召波「春泥発句集」
舞ひ猿の人を見る眼ぞいとけなき
臼田亜浪「定本亜浪句集」