儺追風(なおいかぜ/なおひかぜ) 新年
【解説】
陰暦一月十三日、尾張国霊神社・国府宮で行われる儺追神事の日に吹く風のこと。この神事は裸祭で、籤できめた一人の儺負人にすべての厄を負わせ、これを追放することで厄を払うというもの。寒風のなか素裸の男達がもみあう熱気に、人々は春の訪れを感じる。
【例句】
梅の花ちるや儺追の神嵐
丈草「書簡」
梅の花散りはじめけり儺追風
丈草「梅桜」
【解説】
陰暦一月十三日、尾張国霊神社・国府宮で行われる儺追神事の日に吹く風のこと。この神事は裸祭で、籤できめた一人の儺負人にすべての厄を負わせ、これを追放することで厄を払うというもの。寒風のなか素裸の男達がもみあう熱気に、人々は春の訪れを感じる。
【例句】
梅の花ちるや儺追の神嵐
丈草「書簡」
梅の花散りはじめけり儺追風
丈草「梅桜」